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2006年6月26日 (月)

快釣!玄達瀬釣り紀行~その3~

今回、私の隣ではK爺の10万円のリールが光っている。最新型のパワーモードが搭載された、ダイワのシーボーグ500メガツインと言うリールだ。この玄達瀬のために「安いな」と言ってあっさり買って参戦したのだ。なんと羨ましい。

私の3万円の電動リール(タナコン500Fe)とは違い黄金色に輝きゴージャス感を醸しだしている。 がどうやらおろしたての為か、スプールの回りが悪く、思うようにラインが出て行かず仕掛けが浮いてしまい苦戦しているようだ。それに比べ私のリ-ルはスムーズに回転しどんどん出て行く。どうやら、パワーモードとスピードモードと両方付いているせいかギヤ数の分のグリスが固くまだなじみきっていない様だ。やはり、この複雑なリールは胴付などで慣らし運転をしておいてから来た方が良さそうだ。

明らかにその黄金の10万リールは、テンションがかかるため他の人よりは仕掛けを重くしないといけないようだ。しかしそこにT氏の一言「サルカン1個で来るよ」が頭脳に突き刺さり、K爺はチンプンカンプンの様だ。

どうやら、3万円Vs10万円は圧倒的3万円の勝利のようだ。

ジージージー!どうやらまた、200Mほど先でヒットしたようだ。ラインがドンドン出て行く。「慌てず騒がず。っと」そう呟き落ち着いてクラッチを入れ、またもや大きく合わせを入れ、針掛かりさせる。ズシンッ!また引き込むようなアタリだ。真鯛だ。大きい。昨夜に自分の作った仕掛けと、惚れ込んだ竿(ゴウイン365M)と、3万円のリールとを信頼しガンガン引き寄せる。「うん。いいバランスだ」どうやら良型の真鯛を上げて、自分の手に馴染んだような感じだ。みるみるうちに海面まで取り寄せる。

「でけー」「またかあっ」皆が驚きと、悔しさでそれを見つめている。海面には先ほどと同等ぐらいの真鯛が浮いてきていた。「さっきよりでかいよ」船頭が取り込むと、雌の76センチの真鯛だった。本日はビックワンならずビックツーである。この時点でクーラーボックスに入りきらなくなってしまった。V6010048

76センチの真鯛。神の気分。

2006年6月22日 (木)

快釣!玄達瀬釣り紀行~その2~

「だからサルカン1個でいけるって、まだ前回のブリを釣ったイメージが離れんの?」

そう何度も2匹の真鯛を上げたT氏がささやく。私はそれに聞き耳を立てず、自分のやり方で行く。初めからの1流し1流しごとの推理でストライクゾーンがようやくつかめてきた。まさしくそれは、サルカン半分(発砲小)ほどの重さでの違いでエサがとられたり(底)、取られない様な絶妙なバランスだ。

「これだ。これで行こう」そう確信し、一人の世界に入り込む。

ジージージー。そのセッティングで3度ほど流した時だった。ドラグが一気に走り、糸が出ていく。「きたっ」慌てず(慌てていたのだろうが)、まずクラッチを入れ、大きく2.3度合わせを入れる。「のった!」ガツンと持って行く様な強い引きだ。大きくしなる竿(リーディングXゴウイン365M)が大物の引きを、和らげる。「いい竿だ」やりとりしているとこの竿の良さが、まじまじと伝わってくる。「190M付近で当たったよ!」皆に告げる。どうやら190M も取り寄せないといけないらしい。しかし、この竿がついていると思うと、強引に魚を遊ばせずグイグイ引き寄せられる。向こうに持って行かれてなるものかとゴウインがリードしてくれているようだ。前半はスゴイ引きだったが、残り少なくなると抵抗が無くなった。「間違いない真鯛だ」そう確信し、水面を見つめる。

「でかい」「タモに入らない」「違うタモくれ」皆、そう言っていた。水面にはT氏の真鯛よりかは、2.3周りも大きな真鯛が浮いてきていた。大きなタモに治まり自然とガッツポーズが出てしまう。最高な瞬間だ。74センチの雄の丸々太った真鯛だった。

V6010046

体高のある丸々太った雄の真鯛 74センチ

2006年6月21日 (水)

快釣!玄達瀬釣り紀行~その1~

「・・56.57.58・・」 数える限りでは60隻以上の漁船がこのポイントに集結していた。

「まるでお祭り騒ぎだな」 そう今日は6/18日。待ちに待った玄達瀬の釣行の日となった。我らメンバー4人は興奮していた。

解禁して初の日曜日と言うことと、ベタ凪のこの最高のコンディションのせいか、玄達瀬には一斉に近くの漁船が集結していた。所々の船では、グットサイズの魚がタモに治まる光景も見られ益々テンションが上がる。すぐ近くでは鳥山やナブラが見られいつもの敦賀沖とは比べようにならないほどの、スケールの違いを改めて感じる。

その中を何度かアンカーを下ろすポイントを探し、所狭しと船を着ける。メンバー4人とも待ちきれない様子だ。イカリの下ろす音と同時に沖アミを抱き合わせでしっかりと針に付ける。そして、一握りの沖アミを撒く。「ちょうどいい潮の流れだ」この日は潮見表では小潮だったが、やはりここは玄達。それでも潮が速い。初めの一流しでサルカンの数をすぐさま予想する。この日は1号から2号、3号と三種類を数個と、発砲浮きを数種持参し、この組み合わせで棚とりをする。

「これなら1号2個と2号1個と発砲1つかな」 私のやり方は少し重めに設定し、まず底をしっかりととり(まずエサが取られる深さに)、そこから少しずつ上げていくやり方をとっている。根掛かりもそこのメーター数をしっかり覚え、そこからまた計算し浮力を付ける。この日は、いつものメンバーで仕立ての釣行だったのだが、それぞれ棚の取り方も流し方も様々だ。

それはそれでかまわないと思う。なぜなら皆それぞれ、リールのスプール抵抗、竿のガイドの数と間隔、道糸の太さ、仕掛けの違い、送り込みの仕方、それぞれ皆違うからだ。だからいつものことだが、自分を信じてその日の潮を読みストライクゾーンを推理し、そこに持って行けた人が、この海の恩恵に預れる。つまりビックワンとなるのだ。

「来たっ」 どうやらT氏の竿に当たったようだ。見ると竿が大きくしなっている。160M付近で当たったとの事だ。きれいな魚体の真鯛が上がってきた、40センチそこそこだろうか。どうやら彼は真鯛の棚をつかんだようだ。すぐさま同型をもう一匹釣り上げ満足顔だ。

「サルカン1個でちょうどいいよ」その彼の言葉に他の2人は迷い、自分のスタイルを崩し始めた。私にもサルカン1個を勧めてきたが、今までの推理してきた底からの棚とりスタイルを、崩してなるものかと断固として貫き通す。しかし、アタリはなく2時間ほど経過し時間だけが過ぎていく。隣のK爺は明らかに錯乱し仕掛けがどこに行っているか分からない様子だった。「このままではいけない」そう思い始めていた。アタリすらない朝まずめのスタートとなった。

2006年6月13日 (火)

玄達瀬 解禁!

「ウイーン(リールの巻く音)」「いいなぁ。新品のリールは~♪」 

2ヶ月前に購入したフカセ用の電動リールに糸を巻きながら私は意気込んでいる。なぜなら日本海の玄達瀬の解禁が今週(6/16)に迫ったからだ。そう、週末の日曜に敦賀の浜丸で出船するのだ。去年の玄達瀬では85センチのブリを釣り上げたので、ブリの照り焼きがまたもや我が家にやってくるとばかりに、期待に胸がふくらんでいる。

「そうその前に、しっかりと仕掛けを巻いておかなくては」いつものことなのだが、私は市販の仕掛けを使用しない。それは、私個人の魚に対しての礼儀である。と言ってはオーバーだが、フライフィッシングのタイニング(毛針を自作する)出身の私としては現地で釣りすることもそうなのだが、前日にあれこれイメージして、何種類か用意することがめんどくさくもあるのだが、また好きな楽しみでもある。それにその自作の方が、明らかに釣れるのである。(と思いこんでいる)。大物が自分の巻いた仕掛けで上がると、まさしく釣り上げた感が大きく最高の自己満足に浸れるのだ。

一年のうちで2ヶ月間しか漁が出来ない一級の漁場で、またしても今年釣行が出来ることに感謝して、今年はどんな釣りになるのか楽しみである。

(玄達瀬とは・・三国沖にある18Kmほどの細長くせり上がった起伏の激しい瀬。対馬海流が通り、多くの魚が立ち寄るオアシス的存在。ゆえに乱獲を規制し一年のうち2ヶ月間しか漁が出来ない数少ない一級漁場である。)

2006年6月 1日 (木)

日々葛藤

「釣り竿 今いったい何本あるの?」そう言う妻の問いかけに一瞬、動きが止まった。

「・・え・・20本くらいかな・・」 私としては少なく見積もり、そう答えたつもりだったのだが、それでもそれを聞いた妻は驚いた様子だ。「そんなに、竿って使うものなの?」釣キチとしてはすかさずここで、自分自身にフォローを入れる。「釣りはゴルフと同じでいろんな場面で使いわけしないといけないからなぁ。なにかといるんだよ。それに、いつも美味しい魚を食べれるだろ」・・・・「ふ~ん」・・なんとか決め台詞が決まったようだ。良かった・・・

なぜなら先月も2本ほど竿を新調した。それでも私の中の悪魔は「あともう1本買え!あの竿は、軽くて最高だ!買え」とささやく。しかし今現在、フライの竿で5~6本。船竿で4本。磯竿で4本。アオリイカ用で4本。投げ竿3本。ワカサギ用2本。チョイ投げで2本。タコ用1本。船カワハギ1本。思い出せるのだけでこれだけはある。いつもまにやらここまで来てしまった。ついでにそれに付随してリールも同数ある。思い返すと我ながら困ったモンだ。

仕事帰りに、釣具屋で道具を見ている時点でもう、その竿を買った気でイメージしている。でも「それはそれでいいじゃないか」とも思う。日々の生活の限られた休みの中で釣行し、そのためにあれこれ思案しそのプロセスを楽しむ。釣れたらそれを捌き、旨い酒を飲む。釣れなければまた次・・と意気込む。むしろ入れ食い過ぎる時ほどつまらなっかたりもする。釣りとは100人中100人の自己満足の世界だろうと思う。道具はそれに付いてくるオマケだろう。

そう妻に熱弁し、納得させる。そして「次は ヤッパリあの竿を買おう」と思う私がいる。そう、釣り人は陸でも日々戦いが続くのだ。

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