日々葛藤
「釣り竿 今いったい何本あるの?」そう言う妻の問いかけに一瞬、動きが止まった。
「・・え・・20本くらいかな・・」 私としては少なく見積もり、そう答えたつもりだったのだが、それでもそれを聞いた妻は驚いた様子だ。「そんなに、竿って使うものなの?」釣キチとしてはすかさずここで、自分自身にフォローを入れる。「釣りはゴルフと同じでいろんな場面で使いわけしないといけないからなぁ。なにかといるんだよ。それに、いつも美味しい魚を食べれるだろ」・・・・「ふ~ん」・・なんとか決め台詞が決まったようだ。良かった・・・
なぜなら先月も2本ほど竿を新調した。それでも私の中の悪魔は「あともう1本買え!あの竿は、軽くて最高だ!買え」とささやく。しかし今現在、フライの竿で5~6本。船竿で4本。磯竿で4本。アオリイカ用で4本。投げ竿3本。ワカサギ用2本。チョイ投げで2本。タコ用1本。船カワハギ1本。思い出せるのだけでこれだけはある。いつもまにやらここまで来てしまった。ついでにそれに付随してリールも同数ある。思い返すと我ながら困ったモンだ。
仕事帰りに、釣具屋で道具を見ている時点でもう、その竿を買った気でイメージしている。でも「それはそれでいいじゃないか」とも思う。日々の生活の限られた休みの中で釣行し、そのためにあれこれ思案しそのプロセスを楽しむ。釣れたらそれを捌き、旨い酒を飲む。釣れなければまた次・・と意気込む。むしろ入れ食い過ぎる時ほどつまらなっかたりもする。釣りとは100人中100人の自己満足の世界だろうと思う。道具はそれに付いてくるオマケだろう。
そう妻に熱弁し、納得させる。そして「次は ヤッパリあの竿を買おう」と思う私がいる。そう、釣り人は陸でも日々戦いが続くのだ。
